IT土方一人親方が正社員のオファーを断ろうとする話

先日、現在業務委託(準委任)を受けている会社から正社員にならないかというありがたいオファーがありました。 正社員というのは魅力的です。将来のお金の心配がかなり和らぎます。 本来は二つ返事で承諾するところなのでしょうが、野良猫?根性が抜けなくて、いろいろ変な理屈をつけて返事を少し待ってもらっています。

現在の個人事業主から正社員になった後の税金などの金銭的な状況変化については、翌年以降の住民税が上がるくらいで特に不満は無いなというのが感想です。 健康保険料の負担はそれほど変わらず、厚生年金は現在の国民年金第1号被保険者に比べれば負担は上がりますが、将来のため寧ろ有難いくらいです。 自分たちの生活、親への仕送り、将来への蓄え、少なくとも現状よりは良くなるでしょう。

それなのに即答できないのはなぜなんでしょうね… 現状の関係性、準委任契約のゆるさが心地いいんだと思います。

正社員・雇用契約となると就業場所や始業・終業時間の定めがあって、会社の指揮命令系統下に組み込まれる息苦しさがあります。 「指揮命令系統下に組み込まれる息苦しさがあります」とあたかも既に知っている風に書きましたが、この文章を書きながら契約形態というものについて調べるうちに初めて分かりました。準委任・請負には指揮命令がない! 振り返ってみると、確かにこれまで仕事の進め方や時間・場所などについて発注者から指図を受けたことはありません。(B社長もお人好しだなぁ、私の無知に漬け込んであれこれと言えたと思うけどそうしていなかったんだなぁ、しみじみ) B社長は働き方はこれまで通りでいいよ、基本的には何も変えるつもりはないよと言ってくれていますが、他の役員さんがどう考えているかまでは分かりません。 今は良くてもこの先働き方に関して指示が出ないとも限りません。それはその時闘えば良いと考えたのですが、恐らく無理な気がしています。雇用契約・条件・気力的に。そして「今後働き方に関して指示が出ないとも限らない」という考えが相当の心理的負担になっていることに気づきました。この疑いとも言える考えは頭から消えそうにありません。

これまでは私はB社長とさえ繋がっていれば十分でしたが社員となるとそうもいかなくなるでしょう。私はコミュニケーションスキルが壊滅的で、これまでの関係もB社長の圧倒的包容力があって成り立っています。この一点だけ取ってみても私が社員になったところでお互いにかなり消耗する展開になるんだろうと思います。

これまで8年ぐらいこの関係を維持できたのはB社長の圧倒的包容力とこの緩い準委任という形の契約だったからなのでしょう。

いろいろ無知・不勉強を晒して恥ずかしい話です。